uscpa-job-change-failure_015
スポンサーリンク

USCPA転職に失敗しないためには、仕事に対して自分の軸をもつことがなにより重要です。
仕事に対する自分の軸とはあなたにとって「こんな働き方がしたい!」というあなた自身の価値観、職業観のようなものです。
私のUSCPA失敗経験から学んだポイントをまとめました。
あなたのこのポイントを知ることでUSCPA転職成功につながれば嬉しく思います。

 

 

USCPA転職失敗談の学びが役立つ人とは

  • USCPA資格を取得済でこれから転職活動をしようと考えている人
  • USCPA資格を検討していて、本当に転職に有利なのかUSCPA有資格者の生の声を聞きたい人

 

あなたはUSCPA資格を取得したらガッポリ稼ぎたいと思っていませんか?
しかし、大幅な年収アップばかりに目を向けていると転職失敗のリスクが高まります。
最悪の場合、あなたの大事なキャリアに傷が付き、再転職がしづらくなることにもなりかねません。
年収最優先の場合、転職エージェントから紹介される求人票の魅力度から応募を判断してしまいがちです。
その結果、あなたが将来の職場に馴染むかどうかという大事な点ががおろそかになります。

 

今の職場、あるいは前職の経験から、どんな職場だと働きやすい、あるいはこんな働き方はイヤだと感じたでしょうか。
転職して数年、あるいは10年以上としっかり腰を据えてスキルアップしたいのであれば、あなたの仕事の価値観と転職先企業で求められている働き方とのギャップを把握しようとする努力が必要です。

 

私のUSCPA転職失敗談

私はUSCPA試験に受かったらなんとしてでも年収レンジが高い企業に入りたいと考えていました。
その執念たるや異常ともいえるものだったかもしれません。
上昇志向が高いこともありましたが、USCPAに費やした大きな支出を早く回収したいと思ったのも理由の一つでした。

 

私はUSCPA予備校で語れるような優秀なUSCPA受講生ではなく、USCPAに費やした費用も一発合格者の3倍以上かかっていると思います。
もう数えるのがイヤになるくらい試験に落ちましたね。
今までUSCPA資格取得に費やした合計金額を振り返るのが恐くて、電卓を叩く手が震えて正確にキーが叩けなくなるほどでした。
しかし、いったん合格してしまえば、履歴書上では一発合格者も、私のような何度も受験してやっと受かった人も同じ「USCPA合格者」です。

 

合格当時は30代前半で経理財務経験は6年ほどでした。
USCPA合格者の転職としては最も勢いのある時期でした。
複数の転職エージェントに登録するやいやなすぐに担当者がつき見切れないほどの求人を紹介されました。
最初は業種や職種を絞らず、フラットな視点で今の自分にどんなキャリアの選択肢があるのか知りたいと思っていました。

 

当時の私には長期視点でどのようなキャリアを目指していきたいのか、なりたい自分像が描けていませんでした。
複数の転職エージェントから紹介された企業はおそらく30社以上あったと思います。
年収アップ思考が強かったこともあり応募時には個々の企業について深く調べることはせず年収レンジの高い企業を中心に片っ端から応募しました。

 

書類通過率は30%程度でした。
書類選考に受かった時点で、面接対策のため数日間集中してくまなくホームページを精読したり、求人票の業務内容から今自分が持っているどんな経験スキルが活かせそうかアピール材料を必死に探しました。
最終的に大手金融関連会社と大手製薬企業から内定が出ました。
年収アップ優先だった私は迷うことなく高い年収を呈示された大手金融関連会社への入社を決めました。

 

内定通知書の書類一式が届き、年収欄を目にしたときは手が震え言葉が出ませんでした。
内定通知書には年収1,000万円近い金額が記載されていたのです。
管理職の一歩手前の役職での採用でした。
「努力が報われた」
喜びを爆発させた瞬間でした。

uscpa-job-change-failure_008

 

しかし、内定を勝ち取った時期を頂点に、入社後は一転、苦しい状況に追い込まれることになります。
製造業から金融業という異業種転職だったこともあり、仕事の進め方は大きく異なっていました。
前職の製造業では仕事をさばくスピードより正確であったり粘り強く分析したりすることが評価されていました。
しかし、転職先の金融関連企業ではスピード感あるアウトプットが大前提で完成度70%程度から関係者との対話を通じて90%以上に高めていくような仕事の進め方でした。

 

周りの人にはできて私にはできないという事実を突きつけられ次第に自分の居場所を見失っていきました。
経理関係の部署ではあったものの事務作業を見直し、効率のよいマネジメント体制を構築するのがメイン業務だったためUSCPAの資格を直接活かすことはできませんでした。

 

大企業のため他部署にはUSCPAの知識が活きる部署や英語を必要とする部署もありましたが、配属された部署で成果をあげられない以上望む異動も叶うはずはなく、4年後ひっそりと私は会社を去ることになります。
振り返ってみると、自分がもっている体内スピードが求められているアウトプットについていけなかったのだと思います。
お金に飲まれてしまった転職だったといえます。

 

出直し転職を経て、今はメーカーの経営企画室で海外子会社管理や予算管理を担当しています。
米国にも子会社があるため連結決算ではUSCPAの知識も十分に活かせ、海外出張で英語も活用でき充実した環境で働くことができています。

 

私には職場メンバー同士ギスギスせず、ライフワークバランスが実現できるメーカーの仕事の進め方が肌にあっていたようです。
転職に失敗し苦しい思いはしたものの、その会社で体験した仕事の進め方は私の糧となり今の仕事の成果にも一役買ってくれていると感じています。
働くうえで自分の軸をもち、仕事を通じて自分が望む価値観を満たすことが一番幸せであることに私は気付きました。

uscpa-job-change-failure_006

 

あなたは USCPAを取得してどんな職業観を満たしたいですか?
USCPA資格は時代のニーズにもマッチした稼げる資格です。
USCPA資格に経理経験がセットになると、魅力的な求人を数多く紹介されることでしょう。
判断に迷わないためにもご自身の職業観を大切にし自分の適性を見極めることに時間を十分な時間をかけるべきだと思います。

 

では、どうすれば自分らしい職業観を見いだし理想のワークスタイルで働けるのでしょうか?
私自身の失敗談から、あなたに5つの職業観から検討することを提案したいと思います。

 

スポンサーリンク

5つの職業観から選ぶUSCPA転職【提案】

仕事を選ぶにあたってあなたが最も大切にしたい職業観5つをご紹介いたします。
私は新卒後3回の転職で一貫して事業会社に勤めていて、特にグローバル日系企業の経理財務職を専門にしています。
監査法人、コンサルティングファームについてはUSCPAとして監査法人に勤めている友人の話をもとにまとめています。

 

5つの職業観から選ぶUSCPA転職

  • 権威性
  • 専門性
  • ビジネス志向
  • 社会貢献
  • 独立

 

権威性を重視する働き方

社会的にも資格という権威を全面に押し出して働くことに仕事の充実感を感じるあなたは、監査法人や税理士法人が向いています。
定型業務が多くてもチェック項目はすべて漏れなくこなす仕事が苦でなく、与えられたルールを否定することなく乗っていこうとする姿勢があれば向いています。
USCPA資格者にとっては一般事業会社の監査より金融業界の監査のほうが需要が高く異業種出身者からの受入も高い傾向があります。

 

Big4といった大手監査法人、税理士法人ではUSCPAも日本の公認会計士とほぼ同等の待遇を受けることが期待できます。
Big4を経験して一般事業会社に転職する際にも、金融業界や製薬業界など特定の業種の会計処理に精通し、かつ高い英語運用能力があると高く評価されます。

 

いいことばかりではなく、監査法人ならではの仕事のやりづらさもあります。
クライアント企業から監査報酬をもらっているにもかかわらず、四半期毎に大量の資料や質問を依頼し懸念点があれば指摘するという役割が多く、クライアントからは煙たがられる存在で喜ばれる仕事とは言いにくい面もあるようです。
それを打ち勝つだけの精神的なタフさが要求されます。
監査手続きを素早くかつ正確にさばき、チームメンバーと進捗状況を共有しながら進めていくチームワークが求められます。

 

万一、監査手続きが不十分で数値に誤り等があると監査法人の上司であるパートナーの叱責はもちろん、担当企業責任者、担当者からも冷たい目で見られます。
評価方法はどちらかというと加点方式というより減点方式に近いようです。
また監査法人に入所したUSCPAは、日本最難関資格の一つである公認会計士試験に受かったエリート社員と出世競争を繰り広げることになります。

友人の話では、自分の仕事にプライドをもち自信も持っている公認会計士との声なき競い合いはなかなかタフとも言っていましたね。

 

専門性重視を重視する働き方

自分の得意分野を磨き専門性を発揮することにやりがいを感じるあなたはコンサルティングファームが向いています。
ポイントは他人をサポートすることに大きな喜びを感じられるかどうかです。
USCPAはM&Aや事業再生、IPO業務、内部統制、IFRS対応、国際税務など専門性の高い様々な高付加価値業務に関わることができます。

 

ビジネス志向を重視する働き方

組織の一員として魅力的な自社製品やサービスを世の中に提供し、事業を発展させることに大きな喜びを感じるあなたは一般事業会社が向いています。

 

USCPAの活躍の場は経理財務部だけでなく、海外事業部、経営企画部、内部監査室など幅広くあります。
その企業のビジョンに共感できるかどうかはあなたの転職満足度を大きく左右します。
USCPAとして一般事業会社に転職するには、高度な会計の専門知識だけではなく、コミュニケーション能力や調整力、英語運用能力など多様な能力が求められます。

 

企業の成長のため自分で企画し実行するのが好きな方、答えのないイバラの道を歩むことにワクワクできる方でしたら積極的にグローバル展開に取り組んでいる企業などは最高の職場環境かもしれません。
駐在員待遇で海外子会社に出向し異文化体験を肌で体験したい人にもおすすめです。

 

社会貢献を重視する働き方

社会問題や人類共通の課題を組織の一員として解決したいというあなたには官公庁やNPO組織が向いています。
世界や国、地域の課題に貢献することに充実感が得られるかどうかがポイントです。
米国ではUSCPAの6割は監査法人、会計事務所以外で働いていて、グローバルプロジェクトを抱える官公庁の仕事やNPO組織にも活躍の場があります。

独立を重視する働き方

自分の能力を信じ、自らネットワークを築いて仕事を取りたいあなたには独立が向いています。
ただし、USCPAという資格のみで仕事を受注することはまれで、USCPAの肩書きのあるフリーランス、自営業者、社長の多くはUSCPA資格と相乗効果の高い専門分野をもちあわせています。
例えば、シンクタンク時代の人脈を活かしてUSCPAが得意とする英文会計セミナーを主催するなどがあります。

 

一般事業会社でUSCPAとして活躍したいのであれば、あなたが会社のどの成長ステージに向いているのかもう一段深堀りすることで企業とのミスマッチが防げます。
私自身も一般事業会社で働いていますが、会社の成長ステージによってUSCPA活かし方も異なります。

uscpa-job-change-failure_009

 

USCPAが活かせる事業会社の4つの成長ステージ

USCPAの求人が最も多いのは一般事業会社です。
ここでは事業会社を大きく4つの成長ステージに区分して説明します。
事業会社といっても創業してどれくらい経っているかによってUSCPAの活かし方は異なりますが、基本的にどのステージであってもUSCPAの経験スキルは活かせます。

USCPAが活かせる事業会社の4つの成長ステージ

  1. 創業期
  2. 成長期(拡大期)
  3. 成熟期(安定期)
  4. 衰退期(再成長期)

創業期

会社を設立し間もない時期で、実務を担う実行部隊の人材が不足している状況です。
会社や社長の経営理念に共感できるかどうかが大きなポイントです。

 

ゼロからイチを生み出せるバイタリティーに長けた人材が好まれます。
USCPAの知識を活かして1人、もしくは少人数で決算業務や税務対応を構築することにやりがいを感じるあなたには最高の働き場所になることでしょう。

 

成長期(拡大期)

売上が急拡大し、会社組織が活気づき営業部門から管理部門まで多くの職種で募集がかかっている時期です。
変化が多い時期でもあるためスピード感ある人材が好まれます。
事業投資にも積極的でそれぞれの専門分野にもコストをかけて仕組みを構築する時期でもあります。

 

USCPAや経理財務職としても幅広い経験スキルを習得できる実り多きステージともいえます。
成長期の初期にタイミングよく入社できると組織が大きくなるにつれて上位の管理職ポスト、あるいは経営陣に加わるチャンスもあります。

 

成熟期(安定期)

売上が安定し、利益もしっかり確保できている理想的な経営状態です。
潤沢な資金を活用し、第二、第三の収益の柱を育てるべく新規事業に投資しやすい時期でもあります。
国内で成長を続けてきた企業が海外に進出しようとする場合、社内に海外に長けた人材は少ないでしょう。

 

英文決算書が読め、IFRS基準による連結決算対応ができ、海外の監査法人とも英語でやりとりできるスペシャリスト人材は企業から重宝されます。
USCPAには多くの活躍の場があります。

 

衰退期(再成長期)

会社の屋台骨となる売上、利益にかげりが見え始め事業再編によるリストラが発生する時期です。
経費削減が得意、あるいは事業再生の分野に興味をもつUSCPA人材は力を発揮しやすいです。
有名な日産自動車のV字回復や日立製作所の集中と選択など上場企業で事業再編が成功した時には世間的にも大きな反響があるためやりがいが感じやすい仕事ともいえそうです。

 

一般企業の成長曲線をステージ別にUSCPAの活かし方をまとめました。
あなたはどのステージが働きやすい、あるいはやってみたいと感じましたか?
ここまでイメージできれば求人票に目を通すときあなたの職業観も固まっているはずです。

uscpa-job-change-failure_019

 

USCPA求人票の条件ありきからスタートしない

大事なことなのでもう一度言います。
転職エージェントから渡される求人票に記載されている年収や福利厚生といった魅力的な情報だけで応募の可否を判断してはいけません。

 

「自分はこんな仕事がしたいんだ」「こんな仕事だとうまくできそうだ」というあなた自身の職業観や経験を意識して求人票に目を通してください。
自分のポリシーをもって情報を得ることで、この求人の条件は魅力的だけど自分の価値観とは合わないといったことが感じられるようになります。

 

転職エージェントのキャリアアドバイザーはあなたの転職活動の大きな味方です。
しかし、転職エージェントは企業側から成功報酬を得ることで事業を運営している営利企業でもあります。
転職志望者に対し企業側にメリットのあることは多く語られますが、デメリットは質問されない限り自ら伝えることは少ないと言えます。

 

このスタンスを知ったうえで、キャリアドバイザーと接しましょう。
自分一人では情報のアクセスに限界があっても転職エージェントのネットワークを活用することで有益な情報を引きだし転職失敗を遠ざけることができます。
大切なことは自分の仕事に対する軸や職業観を定めてから情報収集にあたるという姿勢です。

 

そのうえでキャリアアドバイザーの対応力や情報に偏りがないよう複数、最低でも3社の転職エージェントへの登録をしたほうがよいと思います。
自分の軸を定めて求人票に目を通すことであなたにとってベストな判断ができるようになります。

 

USCPAから監査法人の王道をあえてはずすとチャンスが転がっている

20代、30代のUSCPA合格者の多くは、まずは監査法人の転職の可能性を検討するでしょう。
Big4といった監査法人で監査業務を経験することで自分の経歴に泊がつきます。
将来、監査法人から一般企業、あるいはコンサルティングファームに転職する場合でもBig4出身というブランド力と監査実務経験は高く評価されます。

 

しかし、USCPAに受かったら監査法人を目指すという流れは誰もが考えるいわゆる王道です。
あなたはUSCPA受験に打ち勝った猛者たちと同じ道を歩み、監査法人内で繰り広げられるし烈なライバル争いに勝ち残ることができますか?

 

年々監査報酬は下がるなか、現場の会計士は限られた時間内で監査報告書をアウトプットするストレスに堪え続けなければなりません。なぜなら予定に織り込まれていない残業時間はダイレクトに監査法人の利益を食いつぶすことになるからです。
監査法人はプロフェッショナル集団としての高い専門性をもつ憧れの職場かもしれませんが、このような実態があることも知っておく必要があります。
もちろん、もしあなたが監査業務経験を積み将来海外の監査法人で世界を股にかけて働きたいと考えるのであれば日本の監査法人で監査業務経験を身につけることはプラスになるでしょう。
しかし、もしあなたが最終的に経営理念に共感できる一般企業に転職してワークライフバランスを充実させたいと思うのであれば直接その環境が満たされる企業に応募してしまうのも一つの手です。

 

求人は水ものです。
景気の動向によって求人数は大きく変化します。
いざ万全な職歴、スペックで転職活動をしようと思っても、景気が急激に悪化した結果、魅力的な求人がほとんどなかったということにもなりかねません。
世の中が売り手市場で転職志望者にとって大きなチャンスの時期であれば、その波に乗ってしまったほうが長期的視点で年収面でも働きやすさでも大きなメリットを享受できる可能性が高まります。

 

米国のUSCPAは4割が監査法人、残り6割は監査法人以外で働いています。
USCPAには多様な働き方があるということを知っているだけで転職のミスマッチが防げます。

uscpa-job-change-failure_010

 

USCPA転職に失敗し後悔する5つの傾向

スペックありきで転職活動をはじめてしまう

職歴、学歴、語学力、年齢といった自分のスペックを基準に転職活動をはじめると必ずといってよいほど壁にぶつかります。
過去の自分の経歴は変えようもなく、職務経験の短い方ですとどこも応募できないと落ち込んでしまいがちです。

 

しかし、人材確保が難しいこの時代、企業側からみれば20代、30代のUSCPA転職志望者は喉から手がでるほど欲しい年齢層です。現時点のスペックを軸にした転職活動ではなく、自分はこんな働き方がしたい、そのためにはこんな仕事に関わりたいというビジョンをもった姿勢をもつことが大切です。

 

自信がないまま応募してしまう

自分の短い職務経験ではこんな求人に応募しても相手にされないだろう。
そんなふうに思ってしまうのは無理もないことです。
人は自分が経験した範囲でしかイメージできない生き物です。

 

無職でブランクがある人だっているでしょう。
仕事を辞めて、USCPAの学習に集中したことがコンプレックスという人もいるでしょう。
コンプレックスというのは想像以上に根深いものであなたを悩まし続けます。
自信なんて最初は誰だって持ち合わせていないものです。

 

今成功していてドヤ顔しているエリートサラリーマンだって後付けで自信満々に表現できているだけで、過去はあなたと同じように悩み苦しんでいたのかもしれません。
自信は後付けで得られると信じ転職活動することも必要です。

 

自分のエゴを優先し臨機応変でない

自分の軸や職業観をもつことは大切です。
しかし、自己中心的な考えが強く「私にこの仕事はふさわしくない」と先入観をもって求人票への応募を取捨選択するのは好ましくありません。

 

自分の仕事の価値観と先入観は紙一重ですが、両者の違いを判断する基準の一つは「否定」の考えがあるかないかです。
USCPA転職志望者は自らチャンスを狭めることのないよう肯定の姿勢を持って転職活動することをおすすめします。

 

資格の期待度が高すぎた

USCPA資格のステータスは強力ですが、それだけで大金が稼げるほど楽ではありません。
USCPAは実務経験とセットでアピールしてはじめて稼げる資格になります。
苦労してUSCPA資格を取得したのに十分に活かせず宝の持ち腐れとなっているUSCPAがいることも事実です。

 

もしかすると、うまくいっていないのは日本国内しか活動拠点をもたない日本企業であったり、海外展開に消極的な企業、あるいは海外に関わる部署にいないからかもしれません。
そのような方は異動や転職であなた自身の身を置く場所を変えるだけで劇的な変化が得られる可能性があります。
USCPA取得はキャリアのスタート地点ととらえましょう。
取得後も一つずつステップアップする考え方をもち、長期視点に立ったキャリアプランを築くことで大きな果実が得られます。

 

年齢が高すぎる、希望年収を高望み、そもそも望む求人がない

誤解しないためにも申し上げておきますと年齢が高いから採用されないという考えはもつ必要なんてありません。
求人を出している企業は組織内のバランスを考えて理想とする年齢層と職務経験がマッチした人材を求めています。
転職市場では20代、30代を求める企業がボリュームゾーンであり、転職決定率も高いため若さがもてはやされる傾向にあるだけです。

 

監査や経理財務未経験のUSCPAの場合ですと最初から高い年収は望めないかもしれませんが、3年ほど経験を積めば即戦力人材の一員として転職市場から認められ、転職先にそれほど困ることはなくなるでしょう。

 

あなたが40代、50代であっても特定の分野で相応の経験を積んでおり、USCPAと相乗効果が高い仕事内容であれば好条件でのオファーがくることは想像にたやすいことです。
採用する立場だったらこんな人材がほしいと想像することでUSCPAが高く評価されない求人をかぎ分けることができます。

uscpa-job-change-failure_011

 

USCPA転職活動に失敗しないコツ6つ

今の仕事で評価されよう

USCPAを活かした転職をしようと思い始めると今の仕事に手がつかなくなりがちですよね。
一旦気持ちが離れてしまうと人間そう簡単に元には戻れません。

 

しかし、今あなたがUSCPAとまったく関係のない業務であっても、分析力や資料作成スキル、部門間の調整力といったポータブルスキルは転職後もそのままそっくり活用できます。
たとえ専門分野は異なっていてもあなたの資産になる経験スキルは育てていきましょう。

 

求人票に応募するまでの成功の3ステップ

ステップ1
「こんな働き方がしたい」「こんな時うまくいった」というあなたの軸をもち、あなた自身の職業観をイメージしてください。あなたの理想の条件を洗い出すこと以上に重要なステップです。

 

ステップ2
求人票の記載情報からあなたの職業観を満たせる企業をふるい分けします。
ここでも魅力的な条件に振り回されることなく入社後、あなたが活躍するイメージが描けそうか、無理なく働けそうかイメージしてください。

 

ステップ3
この企業なら自分らしく働けそうだと感じられたら、企業が求めているニーズに対し今持っている経験スキルのどれがアピール材料になりそうか洗い出してください。
この企業なら絶対働いてみたいと思えるような強い確信があれば、手間でもその企業だけに向けたオリジナルな職務経歴書を作成すると書類通過率は格段に高まります。

 

職務経歴書とは別に志望動機をA4一枚にまとめる一手間をかけることで採用担当者の目にも留まりやすくなります。
憧れの会社に入社できる確立が高まるのであれば、それをやるだけの価値は十分にあります。

 

自分の直感を信じよ

転職活動に直感なんて言葉を使うとよく考えていないようなリスキーな表現に受け止められるかもしれません。
しかし、人間の直感って意外と当たります。
たくさんの求人票を眺めていると、憧れの会社だけどなにか社風というか雰囲気がひっかかると感じることもあるでしょう。
そのような言葉にならない不安な気持ちを引きずったまま入社すると、その不安は表面化しやすいものです。

 

どんなに好条件でもあなた自身がその企業で働くことに違和感を覚えるなら応募を控える勇気も大切です。

 

転職活動は自分の足でチャンスをつかむ

USCPAがIFRSや英文会計に強いといってもあくまで米国の公認会計士資格である以上、日本国内で転職活動をする限りすべての企業が両手を広げてウエルカムとはいきません。
USCPAにも不利な面はありますが、転職活動は資格の有無に頼らずとも自分の足を使うことでチャンスを導き出すことができます。

  • 知人、友人にUSCPA合格者がいれば話を聞きに行く
  • USCPA予備校の合格者セミナーに参加し、合格者のリアルな体験談を聞き質問する
  • 転職エージェントに複数登録してそれぞれのキャリアアドバイザーからアドバイスをもらう

 

ネットの口コミももちろん有益ですが、やはり自分で直接仕入れた生の情報に勝るものはありません。
直接確認した一次情報はあなたの仕事の価値観にマッチするかどうかダイレクトに訴えかけてきて、転職に失敗する確率を大幅に引き下げてくれます。

 

身内にアドバイスを求めない

転職活動はあなたの人生にとって大きなイベントであり、精神的に不安定になりがちです。
両親や家族に本音の気持ちを漏らして受け入れてほしいと思うものです。
しかし、両親や家族はあなたに失敗してほしくないがために、あえて否定的、保守的なアドバイスになりがちです。
応援してほしくて相談したのに、否定の言葉なんて聞きたくもありませんよね。
認識が甘いなんて他人に言われると誰だってカチンと頭にきます。

 

相談するのであれば両親や家族といった身内よりも、転職に精通したキャリアアドバイザーのような第三者の立場の人のほうがアドバイスを受け入れやすいです。

 

敵にも味方にもなる転職エージェントが鍵

転職エージェントに登録するのって本当にめんどうですよね。
しかし、登録がめんどうだと感じる以上に、転職エージェントから得られる情報には十分な見返り、メリットがあります。

 

転職活動は情報戦です。
応募や面接前に企業の採用責任者とコンタクトがあり過去の転職志望者の結果も知り尽くしているキャリアアドバイザーのサポートは多いに利用すべきです。

 

採用企業側はUSCPAの資格の有無だけでなく、あなたの経歴や人柄も重視しています。
年齢や経歴に応じて、職務経歴書の表現力や誤字脱字の有無、面接における言葉の使い方や所作もしっかりチェックされています。
これらを自分一人で見直すことは不可能で、改善するにはキャリアアドバイザーのアドバイスが必須になります。

 

転職活動そのものはお金のかかるものでありません。
しかも数十時間、人生からすればほんの一瞬を真剣に転職活動に費やすだけで生涯年収は段違いになる可能性を秘めています。
やれるだけやったほうが人生トータルでお得です。
本来、転職活動でお金を失うようなリスクはありません。

uscpa-job-change-failure_017

 

まとめ

USCPA転職志望者が失敗しやすい特徴はいきなり魅力的な求人票に目を通してしまい応募の可否を検討してしまうことです。
これではその企業があなたにとって良いか悪いか判断する基準が定まっておらず失敗のリスクは高まります。
転職活動するときは最初に「自分はこんな仕事がしたいんだ」「こんな仕事だとうまくできそうだ」という仕事に対するあなたの軸が何であるかを考えてください。

転職活動は本来お金のかかるものでありません。
しかもたった数十時間、人生の一瞬を真剣に転職と向き合うだけで生涯年収を飛躍的に伸ばすことができます。
ネットの口コミ情報をうのみにすることなく、面倒でもあなた自身の足で稼いだ情報によりあなたにとって正しい判断が下せるようになります。

 

あなたにとって有益な生の転職情報が得られる場所とは知人友人、USCPA予備校、転職エージェントの3つです。
そのなかでも応募先の採用責任者と直接関係が築けている転職エージェントの情報は内定を勝ち取る最強の切り札となります。
今すぐUSCPA転職に強い転職エージェントに登録し、キャリアアドバイザーから有益なアドバイスをもらってください。

 

スポンサーリンク
おすすめの記事